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出会うべくして出会う

よく『偶然でなくてそれは必然』などと言われることがありますが、
本当にそんな場面にでくわすことはあるものです。

今日もそんなことを感じる日でありました。

思い起こせば、お施主さんと出会って、家が建つまで・・・、
そしてその後の枝分かれしていく出会い・・・。

よく出産の場面で言われる
『選ばれてここに来た』という言葉。

その言葉のように、物事がピン!と合致する瞬間というのは必ずあるのだと思っています。

数々の出会いを無駄にしないように、
緊張感を持って日々を送っています。

時々、素敵な出会いを振り返ってみたりもしています。
宝物です。

『つくる・つなぐ・つづく』。
出会うべくして出会うという必然に感謝。

(2010.07.02)

変わらないこと

毎日、業務とは何ら関係のない『迷惑電話』がよくかかってきます。
たとえば、“即日融資”とか、“中古車(トラックや重機含む)ありますか?”とか、“電気料金の値下げ”とか、“社長でないと用件を言わないひと”とか“社長が居ないというとガシャンと電話を切る人”とか。
この電話に応対する時間は実はかなりあるのです。本当に。

世の中はナンバーディスプレイなどで、
かかってくる人を選り分けたりできますが、
大切な用件の電話もありますから、私たちの仕事では難しいですね。

昨日も、マンホールのフタが欠けちゃったんです・・・や、
水道の蛇口が・・・など、お施主さんからの電話は、大工さんの仕事のことばかりではありません。
『スムーズに必要な人(もの)を手配する』という仕事も、
実は大切な工務店の仕事なのです。

これは、昔から変わらないことのひとつです。

『つくる・つなぐ・つづく』。
これです。

なにかあればすぐ電話できる工務店があるというのは良いですね。
自分で言うのもなんですが(笑)。
何度も言いますが、大工さん=家のお医者さん なのです。

(2010.07.01)

苦手を知る

昨日、ひさしぶりに行った喫茶店で、
お施主さんのIさんにバッタリ。
そこでの雑談です。

「人間は、何が好きかっていうより、何が苦手かを知る事の方が大事なんだよ」と、マスター。

「なるほどね~」と、Iさんと頷く。

わたし達の仕事を考えてみます。
苦手というか、あまり好きではないという家(デザイン)は、
正直あるものです。
ですが、家を建てることを生業としているからには、
“知らない”では通らないこともあります。
“苦手と思っても、知る”これが大事だと思っています。

例えば、今何が流行しているかとか、
これからどうなっていくかとか、
世代や趣味、グループ・・・・
どんなことでも“知る”ということ。
時には『あり得ない!!!』と、通りすがり、建築途中の建物を見て思うことも少なくありません。
ですが、どうしてこの家に住むのか・・・
どこを気に入っているのか・・・を理解することは、
昨日マスターの言った
『何が苦手かを知る事の方が大事なんだよ』ということと同じなんだと思いました。

そこから見えてくることを、
教訓に、目標に、バネに、日々を送っています。

『苦手を知る』良い言葉ですね。

(2010.06.29)

解体に想う

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解体工事をするときに、
この家がどれだけ大事にされていたかがわかるものです。
現在は、分別が徹底しているという事もあり、
解体工事というのは、丁寧に進んでいきます。
解体途中の建物ではありますが、
美しい。
そんなことを想う桐生の現場。

身が引き締まる思いです。

選んでくださったことに、心より感謝です。

『つくる つなぐ つづく』

(2010.06.18)

わ鐵に乗って・・・

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OZmagazine(オズマガジン)7月号
日帰りで行ける『かわいい電車の旅』に、
"わ鐵"(わたらせ渓谷鐵道)の特集が
4ページにわたり掲載されています。

1時間に1本なら 1時間、自由です

というサブタイトルが付いていますが、
そうか、そういう考え方もあるよな・・・と、思いました。

移動手段のツールのひとつとして
携帯電話やインターネット、カーナビなど、
無駄を省くようなものが世の中に沢山溢れています。
電車が1時間に1本でも、
その1時間の使い方は、きっと現在はまるで違うのでしょうね。

もしかしたら、ケイタイでゲーム、メール、インターネット、
DS・・・。
その場所の空気すら違うことに気付かないなんてこともあるのかもしれません。

考え方を、視点を変えてみるというのも
大事なのだと思いました。

"待つ楽しさ"。
そんなことを"わ鐵"に乗って感じてみるというのはいかがでしょうか。

昨日は、『パパトコクラス』第3回目でした。

最近のブログ、桐生のことが多いですね・・・。

(2010.06.14)

上棟と地鎮祭と解体と。

今週は何だか忙しく現場がスタートしています。
まず、太田市東金井町で上棟式。
そして、桐生市東久方町にて解体工事が始まりました。
昨日は太田市龍舞町で地鎮祭。

とにかく日々、感謝の毎日です。
大工さん達も何時にも増して、動きがキレる。
そんな心地よい忙しさの1週間。
家を建てるシアワセ。
家を建てられるシアワセ。
伝わると良いのですが・・・。

『つくる・つなぐ・つづく』
お施主さんがいるからこそ。
そして、良い仲間がいるからこそ。

感謝。

(2010.06.11)

亀ちゃんより

"亀ちゃん"とは、ガスの設置工事やメンテナンスを頼んでいる会社の社長さんです。
なんと岡村建業社員、W君と以前から飲み友達(多分20は歳が離れているのではないかな)だったようで、そのW君が呼んでいたのが"亀ちゃん"。

岡村家自宅のガスコンロの取替工事があり、
直々に社長の"亀ちゃん"がやって来ました。

さて、この"亀ちゃん"多才で、モノマネや歌、喋り、とにかく工事をしていても面白い話がポンポンと出てきます。

今日のはなしをひとつ。
亀ちゃんは、女装(淡谷紀子さんのモノマネで!)をして、老人ホームなどをまわって、楽しませることをライフワークとしているそうで、
その話の中で、「女の人は、4つの『ケ』を忘れちゃダメだよっ!」と言ってくるそうです。
1つは『食い』2つは『色』3つは『洒落っ』、
そして、もう1つ大切なもの。
『茶目っ』。
これを忘れると、人生が面白くなくなるそうです。
忘れると、『ほと』になっちゃうんだよ。と、亀ちゃん。

そんな話をしながらも、
チャチャッと工事を終了し、サッと帰って行きました。

そうそう、"亀ちゃん"、昔の話ですが、始めて工事に来た時には、一曲演歌を歌って帰っていきましたっけね。
あともうひとつ、"亀ちゃん"の会社の社員さんですが、
誰が来ても、礼儀正しくてきちっとしています。
社員が育っている証拠ですね。

※岡村建業社員W君と書きましたが、
W君、大工さんのお父さんと仕事をすることとなり、
4月より長年勤めた岡村建業を巣立っていきました。
W君、亀ちゃんも、貴方のこれからを応援していましたよ!
そして、岡村建業で学んだ事は、財産だって言っていました。
一緒に仕事をしてきた仲間が褒められるのは、嬉しい事です。
ガンバレ!W君。

(2010.06.07)

めずらしく

rasen.jpg

足利市のリフォーム工事も佳境に入り、
姿が見えてきました。

この養生を剥がした時が、
家を建てる者としては、一番緊張する瞬間のような気がします。
いつも全力投球ですが、このときは、
家が、大げさに言えば『呼吸』を始めるとき。
そんな感じではないでしょうか。

また、お施主さんにとっても、
全貌が見え、これからの新しい生活が現実的になって、
ワクワクする瞬間ではないでしょうか。

さて、写真の『らせん階段』。
岡村建業ではめずらしいかもしれません。

社長・岡村建一がまだ若かった頃、
初めて自分を信用してくれて、家を一棟託された、
とっても大切なお施主さんの息子さんの依頼で
今回のリフォームとなりました。
壊すのはちょっと勿体無いほどに綺麗に住まわれていたのですが、
息子さんの為に、水廻りを中心としたリフォームを行いました。
お施主さん2代に亘っての工事。
こんなに嬉しい事はありません。
お施主さん・社長・社員たち、協力業者さんたち、
皆がニコニコと終える現場。
そんな現場は明るいのです。

良い“気”が充満している・・・そんな感じでしょうか。

感謝。その一言です。

『つくる つなぐ つづく』・・・。

(2010.06.01)