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行事について

例えば地鎮祭や、棟上式。
岡村建業でも時代に合わせて略式で行う事もあります。
ただ、やはり、"やらない"というのにはちょっと抵抗を感じます。
やはり、土地の神様、建築の神様に対しての儀式のベースは、
これからも大事にしていきたいな・・・と思っています。
ただ、最近思うのは、
『用意して頂かなければいけない事はキチッと伝えるべき』ということです。
昔は家族の中でも、縦社会で成り立っていて、長老に聞けば何でも解決するような事があったのです。
それは、地鎮祭や棟上式に必要な準備においてもそうです。
昔は何も聞かれなかった事ですが、
今はあやふやにせず、しっかり用意して頂くものを伝えておかないと、解らない・・・という時代になりました。
お祝い事なのでと、どうしてもこちらから意思表示するのを憚り、伝えないでいると、お施主さんが困ってしまいます。
これからは、その品物が、何故必要なのかもプリントにしたりして、まとめておくべきなのでしょうね。
時代が変わったのです。
だからといって、根本を省くわけにはいきませんからね。
大工として・・・。
今月、上棟が足利市で1棟あります。
建物が呼吸し始める第1歩です。
大工として、胸踊り、心引き締まる日でもあります。
大事な大事な日です。

(2009.04.14)

解釈の難しさ

sakuya

桜は先週末でプツッと終わりでしたね。
あれだけ暖かいと、桜も大忙しだったのでしょうね。
ですが、今年の桜は結構楽しめました。

ところで、仕事をしていく上で、どうしても壁にぶつかる事があります。
同じ人などいるわけもなく、意見の相違というのは、あって当たり前の事なのかもしれませんね。
まして、住宅のこととなると、無数の工程と人が関ることとなり、
言葉がその通り伝わらなかったり、お互いの思い(想い)が伝わらなかったりすることがあるのです。
もしかすると、マニュアル通りのシステム、製品であったなら、どうにかなるような事もあるのかもしれません。
『言葉のすれ違い』を、極力少なくする事は、もっとも大事なことだと言えるのではないでしょうか。
『すれ違い』と思っていたのは、『誤解』だった・・・という事だってありますから、日々のディスカッションは、大切です。
日本語のニュアンスというのは、本当に難しいです。

本当に、難しいです。
でも、そんな時は、色々気づく時でもあるのです。

※写真は満開の八瀬川沿い(さくらプロムナード) 



(2009.04.13)

当たり前のことですが・・・

内覧会の片づけをしていると、毎回、
あそこをこうすれば・・・とか、気が付かなかった・・・とか、
今度はこうしてみよう・・・と、反省したりしています。
内覧会自体は、何度もやっておりますので、一日の段取りは、体に染み付いています。
だから、大まかにみれば、今回もよくやった!という事なのでしょうが、やはり反省はつきものです。
例えば、スタッフ人事は適当であったか、お客様への対応・配慮はどうであったか、その他もろもろ・・・。
一番は、『最初にスムーズに始められた』かです。
これは、事前の下準備が巧くいっていないと駄目なのです。
朝礼をやってから、次、パーッとばらけて各々の仕事に就ける事。
これをするには、
片付けた時、次の内覧会のことを考えながら、整理して『しまう事』が一番大事なのです。
そして、準備しているからと、安心するのでなく、さらに準備をすることが大切なのでしょうね。
仕事もそうです。
一日の始まりがスッと始められるにはどうするか・・・ということと、同じですよね。
反省する事、思い返すこと。
もし、それが辛い事だったとしても、大事ですよね。
思い当たる節が、沢山あります。

(2009.04.10)

紙の違いで格差を知る

先日、国交省系?の財団法人の会社から、
「関係法令の手引き」や、その他もろもろの参考書等が送られてきました。
このところの住宅偽装問題や、地震、保障、その他住宅に関する法律が改正されて、ますます小さな工務店規模でしなければいけない事が増えています。
“こんなにやること増やしてどうするの?”と、思う事もしばしばなのです。
国に苦しめられてないか?・・・と、ため息が出るほどです。
方々の管轄や、その下にいる色々な会社(推測含む)から「手引書」が送られてきたりするのですが、
内容よりなにより、まず最初に驚くのが、
『紙の上質さ』。
これは、本当にありえない程の厚くて綺麗な紙なのです。
片や、こちらの岡村建業では、コピー用紙も裏紙ですからね☆

『紙の違いで格差を知る』
たまには、「てやんで~い!!!」とでも言いたい気分ですよ。
大きな組織に向かって!!!

(2009.04.09)

和風と洋風

住宅の呼び名で、『和風』『洋風』等とつけることがありますが、
ちょっと違和感を感じる事があるのです。
でも、解りやすいのでしょうね。そういう分類の仕方のほうが。
本来、和風の家の材料・材質と言うのは、いわゆる『洋風』の家でも十分通用するものだと思っています。
もちろん岡村建業でも、和風といわれる材料を使って、和風でない住宅を建てる事もあります。
そもそも『和風』ってなんなの?『洋風』ってなんなの?と言う話になってしまうのですが・・・。

『和』の材料・材質というのは、上質・良質なのだと思います。
時間が経つにつれて、厚味が出てくるような・・・。
そして、日本の建築に忘れてはならないのが『職人の技術』。
これは、日本人の誇りではないでしょうか。
海外に行くと、本当にそれを感じる事があります。
細かいところの仕上がりが、まるで違いますから。
その技術が、思う存分に発揮できていないのが
今の時代なのだと思います。
工業生産品に頼るだけでなく、柔軟に、良いものは取り入れ、
引き継いでいくものは引き継いで・・・。
早い・安い・では、どうにもならない部分に、
いま、歪が出ているのではないかと思います。

『大工の志』が、お施主さん達に伝わるように。
『思い』を聞いて頂ける大工になれるように。
流行や、時代も理解・意識しながら、建物ということを考えていかなければいけないのだと思います。

話が反れましたが、“和の質感を大事にした現代の住宅”が
これからの時代、支持されていくように頑張ろうと、
内覧会が終わった今、思っているところです。
建てる側の方たちにも、木の温もり、土の温もり、石の温もり、職人さんの温もり・・・を感じて頂けるような、そんな住宅が建てられたら良いですね。
本当は、『和風』『洋風』でなく、
『日本に合う家』・・・。そんな家でしょうか。

(2009.04.08)

一日経って・・・

内覧会が終わって、一息つくと、
来場者が書いて下さったアンケートを読みなおします。
このアンケート、岡村建業にとっては、とっても励みになる『栄養剤』のようなものでしょうか。
大手メーカーさんなどでは、アンケートや住所録をもとに、
人海戦術!と言う感じで訪問となるのでしょうが、
岡村建業の人たち、特に社長に限っては、
アンケートが晩酌の肴になっているのです。
だって、建てた家の感想や、岡村建業へのメッセージを頂いているのですから当然です。
アンケートからも、元気をたくさんもらっています。

内覧会を何故やるのか。
一番は、自分達の建物に対する思いを感じて頂きたいから。
それに尽きると思います。
情報を発信し続けるのも、
これからの工務店(大工)の役目だ!と思って、
あれやこれやとやっている訳です。

今年、岡村建業は、創業100年。
記念すべき年ですから、まだまだいろいろな事を計画していこうと思います。

群馬県の情報発信基地ですからね・・・。たぶん・・・。

(2009.04.07)

ありがとうございました。

昨日の、H様邸内覧会、おかげさまで大盛況でした。
ご来場下さった皆様、ありがとうございました。
5日は選挙等の用事のある方もいらっしゃったりして、
どうかな~?と思っていましたが、
100組以上の方にみていただく事ができました。
人数は数えていなかったので、はたして何人でしょうね。

後日、H邸の写真はHPにアップいたします。

本当にありがとうございました。

ところで、ご来場いただいた方、
品の良い盆栽が所どころに置いてあったかと思いますが、
あれは、以前のブログにもあります
"緑風園"さんの私物です。
毎回内覧会の時にはお願いしています。

(2009.04.06)

内覧会当日!

今日は快晴ですね。
お天気も味方してくれています。
果たして何人のお客様がいらして下さるでしょうか・・・。
皆さんにお会いできるのを楽しみにして・・・。
では、行って来ます☆

(2009.04.05)