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相異

家の事を話していて、床の話になると、
床に対しての考え方、感じ方の違いがあるのだな・・・と思います。

床の材質についてですが、
最近は、印刷技術の進化によって、
本当は銘木でない床なのに、銘木に見える床があったり、
本当の木の床に見えるのに、本当は木ではない床があったりするのです。

硬く傷がつかない床材をさがしていたりすると、
そんなのにぶち当たるわけです。

昔はプリント板(木目調)といえば、同じプリント柄が並んでしまうのは当たり前でしたが、
良いもの(良いものと言ってよいのか戸惑いますが・・・)は、
それなりに、そんなところにも気を使っていたりする訳です。

そして、それの方が良いと判断する方も多いという現実。
何だか腑に落ちないのですが。

お施主さんの家を訪ねると、やはり子供さんがいる御家庭では、
キズはつきものです。
それを家族の歴史と感じるか、単なるきたないキズと感じるか。
その相異の感じ方に、選んだお施主さんや、私たちが傷ついたりしてしまうこともあるのです。

断言して言えることは、
本当の木の床は、長生きだということ。
そして、暖かいということ。
そして、何より、温かいのではないかと思います。

その家族の過ごした歴史と思ってください。
そんな風に、住宅に対しておおらかに考えて頂けたらと思います。
本当の木の床の生活をおすすめします。
木の床と共存するような感じでしょうか。


そうそう、ここで言っている最近のいわゆる硬くて傷が付かなくてという床材の表面材質は、紙なんですよ。
プリントですから。木目印刷なんですから。
木ではありません。
そして、エコでもありません。
残念ながら。

(2010.03.09)

久しぶりに

本日、午後になり、ようやく晴れになりました。

昨日は、前回の『ご縁』という題で書いた文の通り、
鳥肌の立つような日でした。
何だか繋がっていくときがあるのですね。
これは偶然か、必然か。
そんなことを自問自答してしまうような一日でした。
一言で言うなら、やはり『ご縁』なんでしょうね。
どんな形であれ・・・。

何だかずっと工事写真をアップしていなかったので、
工事途中ではありますが、
太田市 I 様邸 大和塀と倉庫です。
もう少しで完成します。

higanaga.jpg

isihei.jpg

(2010.03.08)

『ご縁』

いつも思うのですが、
何にしても、
『ご縁』や、『タイミング』を感じる出来事というのはあるものです。
ときには、鳥肌が立つようなドラマチックな出来事に出くわすことも・・・。

岡村建業の今までさせて頂いた仕事を振り返ってみても、
何も"関係ない"なんてことは、まず無いのではないでしょうか。

関係が希薄になったといわれる昨今。
全く間逆なことですが、そうやって岡村建業は一日一日を過ごしてきました。

今の時代、HPやメール、勿論ブログも然りですが、
それプラス、やはり、
顔の見える仕事が出来ること、
大工さんだから出来ること、
大工さんでなくては出来ないこと、
その事を疎かにしないこと。
それが『ご縁』に繋がっていくのだと思っています。

つくる
つなぐ
つづく

岡村建業にとって何より大切な3つです。
その3つをつなぐのは、
『ご縁』なのです。
『ご縁』=『こころ』でしょうか。
疎かにしたらダメですね。

(2010.03.05)

知は力なり

『知は力なり』
今朝新聞を読んでいて、この言葉を見つけました。

今は、色々な家や、工法、材料、
数えきれない程の選択肢があります。
お施主さんにしても、見れば見るほど分からなくなったという方は、
少なくありません。
私達は、その先の時代を見据え、考えていかなければならないと考えます。
何故なら、その次の世代の人たちにも愛されるような家であって欲しいから・・・。

『知』
家の事に限らず、興味を持つ。把握する。
お施主さんの興味にも興味をもつ。
それは、その先にきっと『力』となるのだと信じて。

家に住む人の生活を考える(知る)こと。
これが出来ることが、家を建てるという事を生業としている私達にとって、
一番大切なことと思っています。

『知は力なり』
良い言葉ですね。

そうそう、"知は力なり"で真っ先に思い出したことがあります。
社長が講演などに行くときに、最近は携帯で電車の時間やルートを調べ、
SUICAをチャージして電車に乗り、何だか一番『都会っぽい』のです。
昔、池袋の地下で迷子になったりしたよなぁ・・・と、
思い出した社員ヤスヨでした。

(2010.03.01)

ラッキーな男

訪ねてくる営業さんの中で、突出して
社長に会える回数の多い人がいます。
彼は、コンタクトを取るわけでもなくやって来るのですが、
何故か社長のいる時間に来る事が多いのです。
今日も、社長と2名の社員でトラックに乗り、出かけて行くところに
彼がやってきました。
「これから出かけなくちゃならねぇんだよ。」
「あ、そうなんですか。」
「またな。」と出かけた筈が・・・、
5分と車で行かないところでキャンセルが入り、会社へとんぼ返り。
(あ、とんぼ返りではありませんね、
目的地に着いて戻った訳では無いですから・・・)
結局彼に会うことになった次第です。

今までにも『ご縁』について、
ブログで書いてきましたが、
お施主さんではなく、営業さんにも、
何だか『ご縁』を感じる人というのはいるのですね。
これで、営業さんの家を建てることが出来たとしたら、
それはそれはすごい『ご縁』ですけれど・・・。

とにかく、社長が事務所にいる時に来社するのは、
とっても大変な事なのです。
まして、アポイントメントを取っていないのならなおさらです。
家族ですらそんなに社長と長い時間お茶を飲む確率なんて、
そうはありません。
もしかしたら、家族より多いのかもしれません。

そのラッキーな男に、社長が言いました。
『楽喜』だから『ラッキー』と。
歓迎されているという証です。

そうそう、『楽喜』な男が帰るときに、
「おかげさまで"楽喜"な一日が始まりました!」と言っておりました。
彼が歓迎される理由は、こんなちょっとした会話からなのだと思います。

朝から和やかな事務所よりお伝えしました。

(2010.02.23)

今日の新聞で

今日の上毛新聞で見つけた記事。

『太陽光発電パネル 訪問営業に苦情急増』
利点誇張や不良で雨漏り 契約後、工事中断も

県消費者生活センターへの苦情が昨年同期の3倍だそうです。
いつか、こんな記事が紙面に登場するのではないかと思っていました。

よくお施主さんからも、太陽光発電を勧める営業の人が来たと連絡をいただく事があります。
皆さん利点を述べて帰っていくようです。
ですが、建てる側の私たちが思うこと。
屋根の状態、その下の骨組みの状態、荷重や、ランニングコストのこと、施工する人のこと。
できれば、そこに、顔の見える関係があってほしい・・・と思います。
解りやすく言うなら、親身になって考えてくれているか否かという事です。

太陽光発電を考えることに反対しているわけではありません。
その家に合うかどうか。生活する人に合うかどうか。
託す人が信頼できているかどうか。
金額の上下もまた大切なことですが、
それをひっくるめて、毎日生活する『家』を、
もっと大事にしてください。
そう思う訳です。

新聞によれば、補助金申請の手数料を高額請求されたり、施工を依頼した会社が資金繰りが悪化し、設置工事が中断したままというところもあるそうです。

大工・工務店は、家のお医者さんです。
必ず一度、相談することをお薦めします。

「3年で回収が可能」なんて、ウソですから・・・。
ちょっとそんな記事を見つけると、悲しくなりますね。
建築を生業にする者として。

(2010.02.19)

いつのまにやら

ふと気付いたら、岡村建業HPが、40万カウントを超えていました。
凄いことですね。
HPを開設してから6年が経ちました。

岡村建業のHP・ブログのベースは、縁あって、
最先端で活躍するプログラマーの方にお願いしています。
6年前はまだこんなにブログが流行していませんでしたから、
ブログ的な要素を併せ持った岡村建業のHPは、
当時としては珍しかったのではないかと思っています。
また、1年前よりブログもスタートしました。
岡村建業の『発信する』という1つの方法として、
今ではなくてはならない大切なものとなっています。

沢山の方に訪れていただいていることを肝に銘じ、
更新していこうと思います。
これからも応援よろしくお願い致します。

(2010.02.15)

春近し、ちょっとウンチク

fukuzyu1.jpg

昨日、会社の花壇に福寿草が咲いているのに気付き、
写真を撮ったのですが、
更新できずに今日になってしまいました。
今日は現在、群馬県太田市は雨です。
それにしても、昨日は暖かかったですね。
春はもうすぐですね。
とはいえ、『空っ風』で有名な群馬県、
2月は赤城山から強い冷たい風が吹きます。
この辺のひとは、その中でも、特に酷い風ことを
『馬鹿っ風』と呼んでいます。
道で会う人との群馬弁での会話は、
「昨日は馬鹿っ風が吹いて怖かったいね~。」
「ほんとだいね~。」
もうひとつ。
「昨日は馬鹿っ風が吹いたんね~。」←吹いたよねの意
「そうな~ん」←そうなんだというような意・この場合"そ"を強く言います
こんな感じでしょうか。

今日の事務所での会話をご紹介。
岡村建業のあります群馬県太田市沖之郷町は、
大きく括ると、<休泊地区>と呼ばれ、
小学校は、休泊小学校へ通います。
休泊小学校の校歌の作詞は、なんとあの、詩人・劇作家の『寺山修司』さんです。
校歌をお願いするにあたり、寺山さんを、いろいろな所にタクシーで案内したそうです。
■休泊小学校HPより
http://www.ota.ed.jp/kyuhaku/kouka/kouka.htm

(2010.02.10)