昨日の竜巻被害のニュースが流れる度、
2008年7月25日、太田市沖之郷町に被害をもたらしたダウンバーストのことを思い出しています。
当時、気象庁の調査により、"藤田スケール"でF1と断定されました。
昨日の竜巻では、F2とのことですから、
自分達の体験を重ね合わせて、どれだけ恐ろしかっただろうか、大変なのだろうかと
胸が締め付けられるような思いでTVをみています。
ダウンバーストのことについては、ブログでも何度も記していますが、
竜巻とダウンバーストの違いは拡がり方。
竜巻が進行方向に線状なのに対し、ダウンバーストは放射線状に被害が及びます。
どちらも突風被害の代表的な事象です。
■ダウンバースト
突風被害というものは、発生した場所の被害は甚大で、
そこから外れると意外と被害が少なく、
その差に、その被災の中と外のギャップに傷ついたり、やるせない気持ちで一杯になります。
境界で明暗が分かれるのです。
それが実体験として、まだ心の片隅から消えていないのかもしれません。
あの日のダウンバーストによって、大切に建てた家々が傷ついてしまったショック、
途方に暮れている住民たち、コツコツと片付けをするしかなかった日々のことを、
昨日のことのように思い出しています。
被害に遭われた方たちに、心からお見舞い申し上げます。
また、これ以上被害が大きくなりませんように。
■藤田スケール(ウィキペディア引用)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AB
■気象庁より発表の2008年7月25日のデータベース
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/2008072501/list.html
■オカケンブログでの記事
昨年の今日のこと(2009.07.25)
(2012.05.07)