
先日、お施主さんと食事をする機会がありました。
場所は、20年前に岡村建業で建てさせて頂いた
懐石レストラン 『庄屋久平』さん。
美味しい食事を頂いたあと、2Fの茶室と大広間を見学に。
お施主さんに、施工したときの苦労話や、
茶事を行うときに、どう使うかや、どうもてなすか。
流派の違いや、茶室の決まりごとなど、
説明をしながら部屋を巡っていきました。
実はこの庄屋久平さんは、
曳き工事で現在の場所になりました。
当時は『古民家再生』などという言葉も無かった時代。
その時代に、豪農の家とはいえ、曳き工事、それもレストランになどとは、
当時の家を知っている人からは想像が出来なかった事だと思います。
現に、曳き工事のときには、
方々から色々な意見を頂いたりもしました。
あれから20年。
開店当時と変わらず、賑わいをみせている店内。
そして、その賑わっているお店で、
新しい出会いのお施主さんと食事を共にする幸せ。
『縁』です。
こんな嬉しいことはありません。
(2011.02.01)

昨日、岡村建業裏の東郷飯店さんに於いて
岡村建業社員と岡村建業協力業者会『一建倶楽部』の会合がありました。
マナーや、態度、仕事に対する姿勢、
一建倶楽部として、職業に対する誇り・自信、業者間の連携等、
気をつけなければいけない点や、改善していかなくてはいけない事、
たくさんディスカッション出来ました。
有意義な時間でした。
未来に向けて、前向きな皆の姿を写真に納めました。
その後、遅いスタートの新年会。
(話に熱が入ってしまって、料理を出して頂く時間が遅くなってしまいました)
美味しい料理と、美味しいお酒、
そして、会話は皆が皆、仕事のこと。
『つくる・つなぐ・つづく』
お施主さんだけでなく、一建倶楽部も・・・。
きっかけをつくって下さったお施主さんに感謝いたします。
日々精進です。
(2011.01.28)
群馬県太田市、このところ晴天続きで、もうそろそろ一雨欲しいところです。
とはいっても、現在2つの現場のある桐生市は、
太田市の隣とはいえ、山に近い土地です。
平地の太田市に比べ、気温が少し低く、太田市よりは、雪は早く降ります。
出来れば雪が降らないことを願っていますが・・・。
この地域は、スタッドレスタイヤをしないで済む事も多いのです。
今日のタイトル。
岡村建業がHPを開設して8年目に突入しました。
先月、50万アクセスという予想もしていなかったアクセス数になっていまして、
来社する営業さんや、訪問した先々で、「すごいですね」と言われたり。
今でも、「あのHPはどなたが作ったのですか?」と聞かれることがあるのですが、
格好よく言うと、"岡村建業の専属のプログラマーさんに作ってもらいました"といった感じでしょうか。
当時はブログがこんなにも世の中に氾濫している時代ではありませんでした。
小規模の工務店では、HP開設も早かったと記憶しています。
HP製作ビジネス(HP製作代行)の流れに乗るのが嫌で、
どうしたらよいか?を考えて、考えて、ワガママを言って完成したのが、
岡村建業HPです。
HPを見ていただければ解ると思いますが、
沢山のブログが集まったようなHPとなっています。
リニューアルも考えましたが、この形態が未だに使いやすく、
不便をそんなに感じていない為、もうすこしこの形で頑張ってみようかと思っています。
最近は、ブログも併設したこともあり、
岡村建業HPをライブラリー的な場所として使い分けています。
ブログ右にHPコンテンツがありますので、
そちらからのぞいて見て下さい。
少しずつではありますが、更新しておりますので・・・。
『つくる・つなぐ・つづく』の為に、頑張っていることのひとつです。
お施主さんも、一建倶楽部も、内覧会も、HPも、ブログも、岡村建業まつりも、
すべて、素敵な出会いから始まっているのです。
岡村建業HP
http://www.okamura-kengyo.com
(2011.01.27)
公共のトイレに入ると思うことがあります。
職業柄、入ったついでに、色々な機器の高さや幅などをついついひとつひとつ確認します。
手摺や紙巻器、そして荷物掛けのフックの位置。
その位置は皆が使えるようにという場所に本当に付いているのか?
「あり得ないでしょ?」と思うこともしばしばです。
車椅子で入れるトイレであっても、紙巻器がどうやっても届かないような位置にあるなんてことは、
結構多いのです。
手摺の位置だって然り。
体の不自由な方用のトイレでなくても、
荷物掛けのフックは、
長身の人でも背伸びしないと届かないような位置に付いている場所も沢山あります。
それが設計通りなのか、取り付けた人の判断なのか、
それは判りませんが、
もう少し、立場になって考えてみることをして欲しいと
トイレに入る度に思います。
疑問や憤りを感じてしまうのです。
本当にその人が必要としている位置に取り付けることが
もっとも大切な事だと思います。
まず、何が必要で、何が要らないか。
その人の為に本当になっているか。
そんなことを、第一に考えられるように。
『温度』の感じられる仕事をするということですね。
(2011.01.26)
現在、住宅で使われる断熱材(グラスウール・吹き付け発砲・発砲ポリスチレン等)が不足しています。
理由としては、生産量を控えた事、次世代省エネ住宅仕様の分譲住宅等が増えたこと、
そして大きな原因のひとつ、
住宅エコポイントの影響で、断熱材の需要が高まったことが挙げられます。
今日も、久々に車で通った道で、
「あれ?まだ出来てない?」という建築現場があったのです。
考えてみれば、断熱材を入れる工事の段階で止まっています。
現在、工事をストップせざるを得ないところが沢山あるそうなのです。
幸い岡村建業の現場は、その時期から外れている事もあり、今のところ影響はありませんが、
予定していた納期が遅れるというのは、大変な事なのです。
エコポイントについていえば、
国が決めたことです。
でも、それによって、歪が出てしまうことは、
はたしてこれで良かったのか?と、
ふとそんなことが頭を過ぎります。
誰のためにプラスになっているのでしょう。
誰のための法律なのでしょうと。
エコを考えるのは大切なことなのですが・・・。
建築材料と世の中は
結構ダイレクトに関係している事が多いのです。
先の時代を見抜く力とバランスが大事なのではと思います。
それは、国にも私たち工務店にも言えることです。
(2011.01.24)
何だか難しいタイトルのようですが・・・。
『水考』にしてみました。
実は先日、キッチンの水の出が悪くなり、使っている浄水器のカートリッジを交換しました。
最近はめっきり水道から直接飲む機会が減りました。
それは日本中の皆さんが感じていることではないでしょうか。
日本の水道水は、安全で美味しいとは解っていても、
さらに美味しい水や、便利な水を使うようになりました。
時代がそんな流れというのもひとつの理由ですが、
今回の浄水器のカートリッジ交換は、
実は、水道管の老朽化に伴い、『錆水』が出てしまうことが大きな理由のひとつです。
とにかく最初に出てくる水が薄赤茶色。
これは手を洗っても、手に錆臭さが残ります。
それが、浄水器をつけた途端に、美味しい透明の水になってしまうのですから
驚きと言うものです。
以前、建てたばかりのK様のお風呂の水が赤いと言われ、
調べた事がありましたが、こちらも、昔からの水道管で、
遠い道(畑を通過して)から分岐して水を入れていた為に、
そこから出る錆水だったのです。
最近、近距離から水道を引ける事となり、給水経路が変わってからは
赤い水が出なくなったそうですから、
古い水道管には、注意が必要です。
何故注意というか。
それは、古い家の水廻りのリフォームをすると良く解ります。
水道管は辛うじて水道管の役割を果たしているというボロボロの錆の状態、
指で押せば、ボロっと穴が開き、崩れると言う状態の家は結構多いのです。
話は戻ります。
先日のカートリッジ交換で、旧カートリッジの状態は、
錆の色(べんがら色)に染まっていました。
浄水器ってすごいのですね。
しっかり働いてくれている・・・そんな感じです。
■使用浄水器・・・シーガルフォー
(昔、フジTVの番組・料理の鉄人で料理に使っていた浄水器です)
http://www.granddukes.com/
(2011.01.21)
以前のブログにもありますが、
『一建倶楽部』は、(有)岡村建業の協力業者会です。
来週に、一建倶楽部の皆さんに集まって頂くことにしました。
私たち工務店は、お施主さんと長い打ち合わせを経て
建築へと進みます。
『家』を建てるということはどういうことか・・・を
もう一度皆で考えようと思い、
今回の召集となりました。
私たちの家に対する想い
お施主さんの想い
一建倶楽部としての心構え
マナー
言葉使い
清掃
考えなくてはいけないこと、
改善しなくてはいけないこと、
お施主さんが教えてくれることが沢山あります。
『建てる』というだけではいけないのです。
『想い』も同じく大切なのです。
『温度』の伝わる仕事をしていく為に。
(2011.01.20)
先日、年末・年始とタイミングが合わず、
お会いできなかったお施主さんの家に向かいました。
久しぶりに向かう家には
期待と、実は少しばかりの不安を感じながら行くのです。
それは、喜んでもらえているか
快適に過ごせているか
不具合はないか、モノは納まっているか・・・等
考えればキリがないほどの心配をしながら。
「おかげさまで温かく過ごしています」
と言われ、
まわりを見まわせば、綺麗に住んで頂いている。
家を建てて、
褒めていただけることの嬉しさ。
完成するまでは
何かとお互い気を揉んだり、
時にはすれ違ってしまう言葉で傷ついたりしてしまうこともあります。
そんなこともありながら、
大事に大事に建てていく家。
完成して、新しい生活が始まって、
そこに『笑顔』がある。
私達が感じる
『込み上げる嬉しい気持ち』
伝わるでしょうか。
(2011.01.12)