先日、岡村建業自宅に来客が。
「瓦の修理をします」と言うではないですか。
先日のブログにも書きましたが、
太田市沖之郷町は、3月11日の震災で、瓦の損傷を受けた家が沢山あります。
この地域は昔から、特に地盤が緩いのです。
岡村建業自宅も、屋根にブルーシートがかかっています。
そのブルーシートをめがけてやって来たのではないかと思われます。
名刺を見ると、
"瓦補修"と一番に書いてあります。
住所も、そんなに遠いところではありません。
車で10分くらいのところでしょうか。
古くからやっている大工だと伝えると、
彼は、「知らなかった」と。
「じゃ、だめだね」と。
我が家を訪ねるのには、結構勇気がいると思うのですが。
県道をはさんで、西側に自宅と工場があり、
東側に事務所と倉庫がありますが、道には看板があるし、
少し見渡せば解りそうなものです。
訪ねる側に、リサーチ力を期待してはダメでしょうか。
今回の件は何れにしても、
よく、飛び込みの営業さんがやってきますが、
ほとんどの方たちは、『この会社がどういう会社なのか』ということを、
調べてきていない方が多いのです。
勇気があるといえばあるのでしょうね。
せめて、一呼吸置いて、周りを眺めてから・・・
というのも大切だと思うのです。
リサーチ力というと大袈裟かもしれませんが、
『空気』や『温度』を感じられるというのが良いなと思います。
良い出会いのために。
『つくる・つなぐ・つづく』のために。
突然来た人に、家の瓦を託すなんてことは、出来るはずもないのです。
(2011.05.31)