先日の明治時代に建設された切妻大屋根の棟(ぐし)部分の損傷の
応急処置工事が始まり、
足場がようやく掛け終わりました。
このぐし部分は、、胸の辺りまでの高さがあり、西側部分が特に倒れています。
屋根勾配は7寸です。
写真は震災後、瓦屋さんが撮ったものです。
社長の話によると、
この瓦は、50年程前に葺き替えたものだそうです。
この家に限らず、瓦の葺き方は、15年を境に変わりました。
以前は泥葺きといわれる工法が主流でした。
実は、今回の地震では、泥葺きの瓦の被害が多かったのです。
瓦屋さんによると、泥葺きもそうですが、
やはり地盤の軟らかい場所に被害が多いそうです。
地名に水が関係しているところも被害が多いということです。
この太田市沖之郷町もそのような場所なのです。
(2011.03.29)