昨夜、関東地方では初雪が降りました。
今朝会社に向かう途中の田圃の風景は、それはそれは綺麗でした。
写真は、今日の11時近く。雪が融けかかっています。
瑕疵担保保険の件で来客があり、シャッターチャンスを逃しました。
真ん中に写るのは、以前ブログに載せた「碓神社(うすじんじゃ)」、
岡村建業のある太田市沖之郷町の代表的な景色の1つです。
題名にあります"憂鬱"。
建築の法律が、色々と変わってきました。
今まで私たちが行ってきた当たり前のこと、
培ってきた歴史、
そんな事とまるで関係なく、
国の決まりが出来てきて、
もしかしたら、小さな工務店、大工さん、職人さん達を
苦しめてしまっているのではないか・・・と思うことがあるのです。
一般の方には解り難い事なのかもしれませんが、
ちょっと危機感を感じています。
『生き残る』ことを、拒まれてしまうような、
そんな法律になっては困ります。
"家を造るひと"が思っている"家に住まうひと"の為に大事な事と、
"国"が思う"家を造るひと""家に住まうひと"にとって大事な事が、
何だか大きくズレているような気がします。
何故そんな時代になってしまったのでしょう。
悪徳業者がいたからでしょうか。
大きな会社が潤う為の措置なのでしょうか。
私たちが大人しすぎたのでしょうか。
これから、本来の業務に加え、色々やらなければいけない事が増えてきます。
その1つに、今日の憂鬱、瑕疵担保保険のことがあります。
会社故、保障を考える事は当たり前のことかもしれません。
ですが、瑕疵担保の保障期間は10年です。
私たちの造る家の10年は、その10年のうちに何か決定的な事が起こるようでは困るのです。
岡村建業の100年前に建築した建物は、現存しているし、
今も大事に住んでいただいております。
手を入れながら、永く住んでいただけるように、一生懸命造る。
だから、法律とはいえ、矛盾を感じて"憂鬱"になるという訳です。
そんなことを考えていたら、木の家ネットのメンバーの方より
メールが届きました。
■朝日新聞の「私の視点」掲載記事
(2010.02.02)